日本皮膚科学会がプロペシアの効果を発表


 同学会に所属する計10人の皮膚や毛髪の専門医が、治療や植毛など10種類の対処法について、公表されている研究論文をもとに科学的根拠の有無を調査し分類。
 「強く勧められる=A」「勧められる=B」「考慮してもよいが、十分な根拠がない=C1」 「根拠がないので勧められない=C2」「行わないよう勧められる=D」に分類した。
 Aに判定されたのは、飲み薬のプロペシア(成分名フィナステリド)と、塗り薬のリアップ(成分名ミノキシジル)。プロペシアは女性では、Dとされた。


男性型脱毛症(AGA)とは


 男性型脱毛症とは、男性ホルモンによって髪の毛がやわらかくまた、細く短くなっていくことです。額の生え際や薄毛になっていく人や、頭頂部から薄毛になっていく人などがあります。思春期以降に始まり、進行していきます。専門的に解説すると、ジヒドロテストステロン(DTH)という男性ホルモンが、髪の根元の毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結合することで脱毛シグナルがでて、髪の成長期が終了してしまうのです。そのため、髪の毛が十分に育たなかったり、脱毛が見られて全体に薄毛になっていきます。




飲む育毛剤について


医薬品と、育毛サプリメントの違い


医薬品フィナステリド(プロペシア)は男性ホルモンの働きを阻害して発毛効果を発揮させるものに対して、育毛サプリメントは身体の髪を作る機能を活性化することによって、身体本来の機能を発揮させようとするものです。

プロペシア(医薬品)


プロペシアは、FDAによって正式にAGA治療薬として認可されたフィナステリドを含有する飲む育毛剤です。前頭部や頭頂部から薄くなっていく男性型脱毛症に効果を発揮し、主に抜け毛を抑制する効果が期待できます。具体的には、抜け毛を引き起こす男性ホルモンDHTを生み出す変換酵素5α-リダクターゼを抑制する働きがあります。

ミノキシジル(医薬品)


ミノキシジルは、FDAに最初に認められた育毛剤です。血管拡張作用があるため、もともと、高血圧の治療薬として用いられていましたが、使用患者に発毛や体毛が濃くなるなどの副作用があったため、育毛剤の成分として利用されるようになりました。日本ではリアップが唯一ミノキシジルを含有していますが、含有率が1%であるため、効果が薄く、5%のロゲインの方が効果も高ければ値段も安いということで、ミノキシジルの育毛剤と言えば、世界的にロゲインが最も有名です。

塩化カルプロニウム(医薬品)


塩化カルプロニウムには、局所血管拡張作用があることから、外用薬を頭皮に塗布することで、その箇所の血管を拡張し、血行を良くすることができます。その結果、毛乳頭細胞に十分な栄養が送られ、発毛が促進されます。こうして、塩化カルプロニウムは、毛生え薬の一つして、国内の医療機関でも広く利用されています。なお、塩化カルプロニウムの代表的な育毛剤は、カロヤンガッシュなどの、第一三共ヘルスケアによるカロヤンシリーズです。





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